その美容効果は絶大！プラセンタはなぜアンチエイジング最大のパートナーなのか

2017.04.04

エイジングケア

美容やアンチエイジング効果があることで知られるプラセンタですが、サプリやドリンクなどで定期的に摂取している方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、プラセンタのアンチエイジング作用と、効果的な摂取方法について解説します。

プラセンタとは

プラセンタとは胎盤のことであり、胎盤から抽出された有効成分が含まれるエキスを「プラセンタ」と呼ぶこともあります。へその緒を通じて母体と胎児を繋ぐ胎盤は、ホルモンの分泌や代謝物質の交換など重要な役割を担っているものです。

胎児が育つために必要な栄養が豊富に含まれた胎盤は、健康や美容を目的として長いあいだ人々に愛用されてきました。その歴史は古く、紀元前400年頃から医薬品として使用されていたともいわれています。

現在でもプラセンタの効果効能が注目されており、美肌や疲労改善、免疫強化や更年期障害の治療など、様々な用途で使用されています。

プラセンタがアンチエイジングに効果的な理由

プラセンタは様々な効能を持つことで知られていますが、中でも女性を中心に注目を集めているのがアンチエイジング効果です。なぜプラセンタがアンチエイジングに効果的とされているのか、その理由はプラセンタが持つ成長因子と栄養素にありました。

成長因子

成長因子とは、細胞の成長を促す内因性タンパク質のことです。種類によって働きが異なり、肌トラブルの改善、コラーゲンやヒアルロン酸の生成など、健康な肌を維持するためのサポートをおこなっています。

これらの働きは加齢と共に弱まっていきがちです。しかし、成長因子を摂り入れることで活性化され、老化予防につながると考えられています。

栄養素

プラセンタには、アミノ酸やタンパク質、ビタミンやミネラルや酵素など、生きるために必要な栄養素が豊富に含まれていますが、特に注目したいのはアミノ酸とタンパク質でしょう。アミノ酸は細胞を生成する原料となり、タンパク質は皮膚や筋肉の原料になります。そのほか生理機能を調節するビタミンやミネラル、酵素など、健康な体つくりに欠かせない成分を摂取することができるのです。

ヒトプラセンタと動物や植物のプラセンタとの違い

胎盤を持つのは人間だけではありません。豚や馬、猿やマウスなど一部の哺乳類も胎盤を持っています。健康食品や医薬品などに使用されるプラセンタには、いくつかの種類が存在するということです。

ヒトプラセンタ

ヒトの胎盤から抽出されたヒトプラセンタは、内服薬や皮下注射の形で幅広く用いられています。厳重に管理された安全な胎盤を使用しているため、過去50年の間に感染症が発生した例はひとつもありません。

豚プラセンタ

健康食品を中心に、もっとも多く使用されているのが豚プラセンタです。大量生産が可能なため安価に購入することができます。品質に不安を感じる方は、厳重に管理されたSPFプラセンタを選ぶとよいでしょう。

馬プラセンタ

豚の次に多く流通しているのが馬プラセンタです。豚プラセンタよりアミノ酸の含有量が多く、栄養豊富なことで知られています。馬は安全性が高いといわれていますが、絶対数が少ないため豚由来のものに比べ価格は高くなりがちです。

羊プラセンタ

羊の胎盤は人間の胎盤と似た特徴を持っており、体に馴染みやすく拒否反応が起こりにくいというメリットがあります。また、羊は病気になりにくいため薬剤による汚染リスクが少なく、胎盤の質が高いことでも有名です。しかし、狂牛病の影響で羊の胎盤使用に制限がかかったため、現在の日本ではあまり流通していません。

植物性プラセンタ

植物性プラセンタには植物由来のプラセンタが使用されています。ただし植物には胎盤がないため、植物性プラセンタという表現は正確ではありません。植物由来のプラセンタには、胎座という胎盤と似た働きを持つ部分が用いられています。この胎座は栄養を豊富に含み、動物性プラセンタと似た効果が得られるといわれています。