もしかして私はわきが?と気づいたら、今すぐ始めたいニオイを抑える対策について
汗をかいたあと、脇のあたりからツンとしたにおいを感じることはありませんか?タマネギやアンモニアのようなにおいがしたら、それはわきがかもしれません。
汗をかいたまま放置していると、においが強まり周囲の人にも気づかれやすくなってしまいます。早めに対策をとり、においの悩みを解決しましょう。
これより、わきがのセルフチェック方法や対策などについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
わきがのセルフチェック
脇の下にはアポクリン腺が集中しており、そこから分泌される汗を常在菌が分解することでわきが特有のにおいが発生します。アポクリン腺の多い人や粒の大きい人の方がにおいを生じやすくなるといえるでしょう。
まずはご自身がわきがかどうかを確認するため、下記の項目でセルフチェックをおこなってみてください。
・ワキからタマネギやアンモニアのようなニオイがする
・汗をかきやすい
・ワキ毛が太く量が多い
・衣服のワキ下部分が黄ばむ
・耳垢が湿っている
・家族にワキガの人がいる
いかがでしょうか。当てはまる項目が多い方は、わきがである可能性が高いかもしれません。また、上記の他にストレスが多い方や肉中心の食生活を送っている方もわきがになりやすいといえます。
生活習慣によってアポクリン腺の数が増えることはありませんが、アポクリン腺を活発にする可能性はあるため、生活習慣を改善することも大切です。
ニオイを抑えるわきが対策
わきがを改善するには、日頃から体や衣類を清潔に保つことが大切です。特に発汗量の増える夏はにおいが強くなりがちですので、タオルやティッシュなどを持ち歩き、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。
そのほか、通気性の悪い衣類は蒸れやすいため、通気性のいい衣類を身につけることも忘れないでください。衣類が汗や皮脂で汚れた場合は着替えることが望ましいですが、着替えが難しい場合には脇汗用のパッドなどを使用することで脇の部分を清潔に保つことができます。
また、脇毛が伸びたままになっていると汗がこもりやすくなるため、脇毛を処理して清潔にすることも大切です。ただしカミソリや毛抜きによる処理は肌荒れを起こしてしまう可能性があるため、肌トラブルが心配な方は脱毛を検討してみましょう。
その他には、食生活の改善もわきが対策に有効です。肉や乳製品などの動物性タンパク質はアポクリン腺の活動を活発にするといわれており、過剰に摂取することでにおいが強まる可能性があります。動物性タンパク質を摂りすぎないよう注意し、野菜や魚などをバランスよく摂るようにしてくださいね。
医療機関で治療する方法もある
アポクリン腺は遺伝の影響を受けやすく、生まれた時点で数が決まっています。成長する過程で数が増えることはありませんが、反対に減ることもありません。セルフケアでアポクリン腺の数を減らすことはできないため、根本的な改善を目指すのであれば、医療機関を受診してみることが最も有効な対策の一つです。
わきが治療には、アポクリン腺を吸引するベイザー吸引法や特殊なローラーで削り取るシェービング法などがあります。従来のわきが治療は脇の下を切開しアポクリン腺を除去するという施術が一般的でしたが、切開手術はリスクが高く、術後の回復に時間がかかるというデメリットがありました。また、傷痕が残るという点も懸念材料の一つになっていたのです。
しかし、最近では切開せずにアポクリン腺を破壊できるビューホットが開発され、少ない負担でわきが治療ができるようになりました。傷跡やダウンタイムの心配がないビューホット法は、従来の治療法に不安を抱いていた方にとって新しい選択肢となりそうです。
おわりに
わきがは時として人間関係に影響を及ぼし、性格を変えてしまうこともあるほど深刻な問題です。わきがが気になり始めたら、今回紹介した対策を実践してみましょう。
また、クリニックでカウンセリングを受けてみるというのも一つの方法です。医師に相談することで、症状と希望に合わせた最適な治療法を提案してもらうことができるでしょう。