経験者だからこそわかる!タトゥー除去体験集・患者さんの声をまとめました
タトゥーの除去手術に興味はあるけれど、痛みや術後の傷跡が気になり手術に踏み切れないという方はたくさんおられます。
手術への不安を和らげるため、まずは実際に手術を受けた方の体験談を読み、手術がどのような流れでおこなわれるのか、そして術後はどのような経過をたどるのかを理解しておきましょう。
切除術を受けた方の体験談
二の腕にあった薔薇のタトゥーを切除術で除去しました。私がタトゥーを除去することになったきっかけは、タトゥーが原因で仕事がうまくいかなくなってしまったからです。
職場は制服着用が義務付けられており、夏場になると半袖の制服を着なければなりません。
しかし私は、腕にタトゥーがあることを隠して勤務していたので、毎日カバーシートを貼って出勤していました。
いつ職場の人たちにばれるのだろうとハラハラする日々が続き、次第にストレスを感じることが増えていったのです。
このまま一生タトゥーに悩まれるくらいなら、取ってしまった方がいいと思い手術に踏み切りました。
私の場合はレーザーで除去することもできましたが、レーザーだと一度では取り切れないため、何度も通う必要があります。
できるだけ早くタトゥーを消したかったので、一度の手術で取り除ける切除法を選択しました。
カウンセリングを受け、後日手術を受けに改めて病院へ。手術はまず局部麻酔を打ち、麻酔が効いたら手術が始まります。
痛みは感じませんが、メスで皮膚を切っている感覚があるので気分が悪くなってしまいました。最後に傷口を縫って手術は終了です。
手術が終わった後は包帯を巻いてもらい、アフターケアの説明を受けました。
術後はまだ麻酔が効いているので痛みはないのですが、皮膚がつっぱる感覚があり手術を受けた側の腕で荷物を持つことはできません。
傷口に負担をかけてしまうので、手術当日はできるだけ荷物を軽くしていった方がいいと思います。
出血は手術した日の夜まで続き、翌日になると傷口から浸出液が出るようになりました。
浸出液は傷口の治りを早めてくれるので、なるべく消毒したり拭き取ったりしないようといわれたので、いわれたとおりにしました。
術後5日経つと傷口の痛みもだいぶ少なくなりますが、フィルムを貼り続けているため痒くなるのがつらかったですね。
一ヶ月経つと傷口の赤みが薄くなり、半年経過した頃には皮膚が伸びて元の状態に戻りました。
切開した跡は薄く残っていますが、よく見なければわからないため傷跡はあまり気になりません。
手術をしたおかげで、半袖の制服を着ることに抵抗を感じなくなりました。手術を受けて良かったと思っています。
レーザー治療を受けた方の体験談
結婚を機にタトゥーを除去することになりました。子どもが生まれてプールや温泉にいくことになった時、タトゥーがあると断られてしまう場合があるからです。
夫も私のタトゥー除去に賛成してくれました。
私のタトゥーは脇腹に入っていて、少しサイズが大きいことからレーザーで除去することになりました。
レーザーの場合は切開した時のような傷跡が残らないので、傷跡を気にする必要が無いというのも魅力的でしたね。
手術当日、タトゥー周辺に麻酔を打ち、Qスイッチヤグレーザーという機械を照射していきます。
麻酔を打っているので痛くはないのですが、パチパチという照射音が聞こえるのはやはり怖いです。術後は水ぶくれのような状態になりましたが、徐々に引いていきました。
レーザー治療は一度では終わらないので、そのあと2~3ヶ月ほど間隔を空けて再び照射をおこないます。
2回目以降も同じように局部麻酔を打ってから照射しました。
術後は赤く腫れますが、時間が経つと徐々に薄くなっていき、一年も経つ頃には少し赤みが残っている程度まで落ち着きました。
レーザー治療は1年半かけて合計7回おこない、タトゥーがあった部分がどこなのかわからないくらいまでキレイになりました。
レーザーではなく切除術だったら、目立つ傷跡が残ってしまっていたかもしれません。
時間はかかりましたが、これで人目を気にせず家族で海や温泉にいくことができそうです。仕上がりにとても満足しています。
おわりに
今回は、切除術を受けた方とレーザー治療を受けた方の体験談をご紹介しました。
治療に費やす時間や傷跡が残るリスクは、どの治療法を受けるかによって変わってきます。
まずはカウンセリングを受けて、治療に関する疑問と不安を解消してから手術を受けるようにしましょう。