婦人科形成はアフターケアも重要!術後のケアで気をつけたいことを知っておこう
目の大きさや鼻の高さ、脚の長さや胸の大きさなど、女性が抱える体の悩みはさまざまです。
中には性器に関する悩みもありますが、相談しづらいテーマであるため解決できずに抱え込んでしまう方もおられます。
このようなデリケートな悩みを解決する場所として存在するのが婦人科形成です。
女性が自信を取り戻すためのサポートをしてくれる、そんな婦人科形成の具体的な治療内容と術後のケアについてまとめました。
婦人科形成の手術について
顔立ちや体型が人それぞれ異なるように、女性器の形状も千差万別です。
しかし女性器というデリケートな部分は人と比較する機会が少なく、同性同士でも相談しづらいため、形や色など見た目に関する悩みを抱え込みやすい問題だといえます。
婦人科形成は、このような女性特有の悩みを解決するための治療です。
女性器の治療といっても、小陰唇の大きさや黒ずみを改善する小陰唇縮小、クリトリスの見た目や感度を改善するクリトリス包茎治療、膣を引き締める膣縮小など、その治療内容は多岐にわたります。
また、婦人科形成の治療は形成手術に関するものだけではありません。
たとえば、女性器周辺から発せられる「すそわきが」の治療も婦人科形成の一つです。
その他、ピルを処方するピル外来や、処女膜の傷を再生する処女膜再生手術をおこなっているクリニックもあります。
術後のケアと注意点
女性特有の性器の悩みを手術で解決できると知り、興味を抱いた方もおられるでしょう。
しかしデリケートな女性器の手術ともなると、ダウンタイムや後遺症などに不安を感じてしまうものです。
ここでは、婦人科形成術を受けたあとの正しいケアと注意点についてご紹介します。
まずトイレに関してですが、ほとんどの場合、術後も通常通りトイレを利用することができるでしょう。
陰部の場合は傷の治りが比較的早いため、排尿時の痛みが長期的に続くことはほとんどありません。
ただしウォシュレットを使用する場合、術後一週間程度は低めの水圧に設定することをおすすめします。
術後の痛みには個人差がありますが、擦れる際に痛みを感じることがあるためしばらくは生理用ナプキンを着用しましょう。
清潔にすることが重要ですので、ナプキンはこまめに交換し、排便後は患部に付着しないよう注意して拭き取ってください。
続いて入浴に関してですが、シャワーは患部を濡らさないようにすれば当日から浴びることができ、入浴は術後8日目から可能となっています。
傷口は擦らず、優しく洗うことを心がけてくださいね。
その他、性行為やまたがる乗り物の使用は一ヶ月避ける必要があります。
どうしてもバイクや自転車に乗らなければならない場合には、立ち漕ぎをしたりサドルにタオルを敷くなどして患部に負担をかけないようにしましょう。
婦人科形成術Q&A
婦人科形成術に関するQ&Aをいくつかご紹介します。
手術を受ける季節によって傷の治りに違いはありますか?
傷の治りが季節によって左右されることはありません。また、蒸れやすい夏場に手術を受けたからといって、化膿しやすくなるわけではありませんのでご安心ください。
生理中でも手術を受けられますか?
術後は清潔を保つ必要があるため、生理期間中の手術は避けてください。
また、術後すぐ生理が来てしまうと、出血の有無を確認しづらくなります。そのため、生理終了後から生理予定日の一週間前までに手術をおこなうのが望ましいといえるでしょう。
手術が妊娠や出産に影響を及ぼすことはありますか?
婦人科形成術が妊娠や出産時に影響を及ぼすことはございません。ただし妊娠中の方が婦人科形成術を受けることはできませんのでご注意ください。
おわりに
女性器に関する悩みは、同性同士であっても話題にしづらく、誰にも相談できずに抱え込んでしまうことが少なくありません。
時にはパートナーとの関係に亀裂が生じてしまうこともあるでしょう。
女性器に関する深刻な悩みを抱えているのであれば、婦人科形成でカウンセリングを受けてみるというのも一つの方法です。
専門知識を持つ医師が、悩みを解決へと導いてくれることでしょう。