最新のレーザー機器!ピコ(Pico)レーザーエンライトンでの刺青除去にはどんなメリットがあるのか?
刺青を除去するためには、メスを使った切除術を受ける必要があると考えている方が多いようです。しかし、近年ではレーザーによる除去治療も一般的となり、少ないリスクと短いダウンタイムで刺青を除去することが可能になりました。
そんなレーザー治療の中でも、さまざまなメリットがあるピコレーザーエンライトンに注目が集まっています。今回は、レーザー治療の特徴とピコレーザーによる刺青除去のメリットについて解説していきます。
刺青(タトゥー)除去は体への負担が大きい
ファッションが多様化した現在、若い世代の女性を中心にタトゥーが流行しています。500円玉サイズの小さなタトゥーであれば料金が安く、20分程度で入れられるということもあり、オシャレ感覚で気軽に入れる方が多いようです。
しかし、軽い気持ちで入れたタトゥーが重い足枷になってしまうケースも珍しくありません。タトゥーがあることにより、就職や結婚、妊娠出産など人生の局面で苦難に直面してしまうことがあるのです。
そのような場面に遭遇した時、多くの方は「タトゥーを除去したい」と真剣に考えるでしょう。
ところが、タトゥーの除去は一筋縄ではいきません。治療法によっては大きな傷跡が残ってしまうこともありますし、傷が目立たなくなるまでに一ヶ月以上かかることもあります。タトゥーを入れる時とは比較できないほど、除去する際の負担は大きいものなのです。
レーザー治療と切除術の違い
刺青(タトゥー)の除去治療と聞いて、多くの方はメスを使用する手術を思い浮かべるでしょう。しかし、近年では皮膚を切開せずに刺青を除去できるレーザー治療が普及し、少ないダメージで刺青を消すことができるようになりました。
レーザー治療といってもその種類はさまざまですが、熱エネルギーにより刺青の色素を破壊し、タトゥーを薄くしていくという治療法は基本的に同じです。刺青を切除せずに消すことができるため、切開した時のような傷跡が残る心配がなく、長いダウンタウムを必要とすることもありません。
しかし、レーザー治療にもデメリットが存在します。それはタトゥーの色や深さによってキレイに除去できないケースがあるということです。
たとえばQスイッチYAGレーザーは、532nmと1064nmの波長を使い分けることができるため深さのあるタトゥーや色の濃いタトゥーを除去するのに適しています。しかし赤や黄といったカラフルなタトゥーは除去することができず、黒いタトゥーであっても一度の治療で完全に消すことはできません。
このように、傷跡が残らず負担が少ないという反面、タトゥーの色や深さに左右されやすく治療に時間がかかるという欠点も存在するのです。
ピコレーザーエンライトンで除去するメリット
前述したように、QスイッチYAGレーザーではカラフルな色のタトゥーを消すことはできません。しかし、粒子を細かく分解することができるピコ(PICO)レーザーであれば、赤や緑などのカラータトゥーでも除去することができます。
ピコレーザーの中でも、さまざまな種類のタトゥーに対応しているのがピコレーザーエンライトンです。エンライトンは長い波長のレーザーを一瞬で照射するという特徴を持ち、これにより赤・黄・緑・茶色などのカラフルなタトゥーや、深くまで掘られたタトゥーも効果的に治療できるようになりました。
また、短い照射時間で粒子を細かく破壊することができます。これにより、治療回数を従来のレーザーの約半分程度に抑えることも可能になりました。
薄く残った刺青にも対応しており、強い痛みを我慢する心配もありません。ピコレーザーエンライトンなら、少ない負担で満足いく治療を受けることができるでしょう。
おわりに
レーザー治療を受ける際には、消しづらいタトゥーがあることや、何度も通院する必要がある点をよく考慮しなければなりません。しかし、タトゥーの種類に合わせたレーザーを上手に使用すれば、短時間でキレイに除去することも可能です。
まずはクリニックへ足を運び、傷跡を残したくない、負担の少ない治療を受けたいなどの要望をすべて伝えるようにしましょう。満足いく結果にするためには、疑問や不安を解消したうえで治療を始めることが大切です。