自宅でできるケアから医療手術まで、アンチエイジングにはいろいろな種類があるよ
肌のハリがなくなってきたと感じたら、それは老化の始まりかもしれません。個人差はありますが、30代~40代で体の衰えを感じる方が多いようです。
外観的な変化には肌のたるみやシミ、白髪や体重の増加などがあげられ、機能的変化では視力や筋力、記憶力の低下などがあげられます。
このような老化現象が起こるメカニズムと、老化を予防するアンチエイジング法をみていきましょう。
加齢とともに肌が衰える原因
私たちが年を重ねるスピードは同じですが、老化が進んでいくスピードは同じではありません。30歳で肌の衰えを感じる人もいれば、40歳になっても肌のハリが保たれている人もいます。
これらの違いは一体なぜ起きるのでしょうか。
肌の弾力が加齢とともに失われてしまうのは、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少してしまうことが原因です。ネット状に張り巡らされたコラーゲンが真皮を頑丈なものにし、エラスチンがコラーゲンを支えることで弾力のある肌を作り出します。
しかし、30歳を過ぎた頃からこれらの成分が徐々に減少してしまうのです。それとともに肌の弾力も失われてしまいます。
また、真皮の水分を保っているヒアルロン酸が減少してしまうのも老化の影響といえるでしょう。ヒアルロン酸は細胞間に存在するゼリー状の物質で、うるおいをもたらし柔軟性のある肌を作り出すために必要なものです。
しかし、ヒアルロン酸も加齢とともに減少し、それにともない肌が乾燥しやすくなっていきます。
これらの重要な成分は生活習慣や食生活、紫外線や環境の影響を受けやすく、人によって減少するスピードが異なるため、同じ年齢でも肌のハリに差が出てしまうのです。
では、これらの成分の減少をゆるやかにし、肌の老化を遅らせるにはどうすればいいのでしょうか。
加齢に負けない!自宅でできるアンチエイジング
加齢に負けない肌にするためには、体の外側と内側の両方からアンチエイジングする必要があります。特に内側からのケアは健康な肌の土台作りに繋がりますので、長期的に続けていくことが大切です。
生活習慣でアンチエイジング
老化を促進させる原因として、ストレスや睡眠不足、運動不足などがあげられます。これらの老化要素を日常から取り除くことで、老化を予防することが可能です。
しかし、ストレスを完全に取り除くことは現代社会では難しいですよね。そのため、ストレスを溜め込まないよう自分なりのストレス解消法を見つけるようにしましょう。
また、睡眠不足は成長ホルモンや女性ホルモンの分泌量を減少させてしまいます。睡眠時間だけでなく睡眠の質も重要ですので、就寝前に体をリラックスさせ熟睡しやすい環境を作ることが大切です。
老化予防には有酸素運動と筋力トレーニングが有効だといわれているため、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動と、筋トレやマシンを使用した運動などを組み合わせておこないましょう。
スキンケアとエクササイズ
肌が乾燥するとシワやたるみが目立ちやすくなります。そのため毎日のスキンケアを欠かさずおこなうようにしましょう。
紫外線は美肌成分を破壊し肌の老化を進めてしまう原因になりますので、日頃の紫外線予防も欠かせません。
そして、加齢とともに表情筋が衰え肌のたるみが出やすくなりますので、顔のエクササイズで表情筋を鍛えることが大切です。口や目を大きく動かし、顔のさまざまな筋肉を使用することが老化予防に繋がります。
クリニックでアンチエイジングする方法
目元のシワやほうれい線、頬のたるみや二重あごなど、加齢による肌の悩みはクリニックで解消することを検討してもいいでしょう。クリニックでは豊富な若返り治療を取り揃えており、悩みに合わせた適切な治療を受けることができます。
若返り治療というとフェイスリフトのような切開手術を思い浮かべるかもしれませんが、そんなことはありません。レーザーや注射、糸を使用したリフトアップなど、切らずに施術できる若返り治療にはたくさんの種類が存在します。
また、フェイスリフトの中にも「ミニリフト」と呼ばれる切開範囲の狭い手術法があり、こちらの方法であれば術後の傷跡がほとんど目立ちません。クリニックの若返り治療をお望みの方は、一度カウンセリングを受けみてください。
おわりに
老化は誰にでも訪れるものだと理解はしていても、自分の体に起こる老化現象を受け入れることは簡単ではありません。増えていくシワやシミを見て、暗い気持ちになってしまうこともあるでしょう。
もしため息をつきながら毎日を過ごしているのであれば、思い切ってクリニックで若返り治療を受けるのも手です。そして、今回ご紹介したアンチエイジングに取り組めば、見た目も内面も若々しくいられることでしょう。